聖書・降誕祭・復活祭
降誕祭とはクリスマス・・・復活祭とはイースター・・・
実は、身近なところにイエスさまがいてくれたのです。
聖書とはどんな書物ですか?
聖書は、イエスが生まれる前に書かれた「旧約聖書」と、イエスの生涯とその教えをまとめた「新約聖書」があります。
日本語訳がいくつも出ていますが、『聖書 新共同訳 旧約聖書続編つき』(日本聖書協会)がカトリックのミサで使われている聖書です。また、『聖書 フランシスコ会聖書研究所訳注』(サンパウロ)は注釈があるので、読むのに助けになるでしょう。
初めて読む方には、イエスの生涯を伝える「マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネ」の4つの福音書をお勧めします。
司祭とはどんな方ですか?シスターとは?
司祭は、神父とも呼ばれる聖職者です。
司祭は、ミサをはじめとして秘跡を司り、信者を教え導く役割を持っています。皆のための父であるために結婚はせず、神さまと教会に自分を捧げているのです。
また、司祭のほかに、3つの誓願をもって終生神と人のために自分を奉献する修道士(ブラザー)・修道女(シスター)もいます。
復活祭(イースター)はどんなお祭りですか?
イエスの復活は、キリスト教信者の最も大きな喜びです。イエスが十字架につけられて死んで葬られたあと3日目に復活したことをお祝いします。
復活は単なる蘇生ではなく、神はイエスを新しいからだとしてよみがえらせ、イエスを通して私たちに救いの道が開かれました。それは、私たちもキリストの復活と同じように新たないのちに復活し、神の国に加われることを意味しています。
復活祭の直前の3日間は「主の晩餐の夕べのミサ」「主の受難」「復活の聖なる徹夜祭」がおこなわれ、一年で最も荘厳な典礼となります。復活徹夜祭では、洗礼式もおこなわれます。
復活祭の時期は春分後の満月の次の日曜と決まっており、年によって1ヶ月くらい変動します。復活祭のあと50日間は復活節となり、復活祭のお祝いが続きます