私たちの調布教会
私たちは、主の教えに対するゆるぎない信頼によって力を得ており、聖霊のもとに集まる所には、一致と調和がもたらされます。ぜひ調布教会に参加して、日々の生活の中で主のみちからを一緒に体験しましょう。当教会の扉はすべての人に開かれています。初めての方も、どうぞご遠慮なく教会にいらしてください。
サレジオ修道会・ドンボスコ
サレジオ修道会は、カトリック教会の修道会です。創立者は、19世紀に活躍したイタリアの司祭ドン・ボスコで、「すべての若者は救われる」という確信のもと、特に貧しい若者たちの教育に尽力しました。
サレジオ修道会は、このドン・ボスコの教育理念を現代に受け継ぎ、一人ひとりの若者が持つ可能性を最大限に引き出す教育活動を行っています。
調布教会の司牧はこのサレジオ修道会に委託されています。
調布教会の歴史
調布教会は、1950年にサレジオ修道会の神学院が現在の地に開設されたことにより、その母体が生まれました。 同修道会の目的が青少年の教育にあることから、開設と同時にユースセンターが設立され、そこに集まった子どもたちとその父母の間から洗礼を受ける人たちが出てきたのです。 当時この小さな共同体は、喜多見教会の分教会としてはじめられましたが、1967年にサレジオ修道会が東京教区から委託を受け喜多見教会から分かれ、小教区として調布教会が誕生しました
青少年教育の支援
敷地内には、聖堂の他、ドン・ボスコホール、野球・サッカー共用グラウンド、チマッティ記念聖堂、チマッティ資料館があります。
「調布教会の歴史」でお伝えした目的と経緯があるため、調布教会では青少年教育の支援活動が活発です。
サレジオ修道会の神父、神学生と一緒に、サマーキ ャンプを最大の行事とする日曜学校を運営し、また、信徒主催のバザ−も応援しています。
先駆者チマッティ神父
サレジオ修道会の日本での布教活動の先駆者であるヴィンセンティオ・チマッティ神父は、1926年に46歳で日本に来られ、主に東京で活動しました。
日本の若者たちの教育に尽力し、ここ調布のサレジオ神学院の院長を務められまた。
師は1965年、86歳で聖徳、高い生涯を終え、神に召されました。 1991年、師の徳聖が認められ、聖座より尊者の称号が与えられました。師のご遺体は、調布教会のチマッティ記念聖堂地下に安置されており、どなたでも訪れることができます。
また、チマッティ資料館も併設されていますので、資料館を訪れて、師の遺徳を偲ぶこともできます
そして、2026年は、チマッティ神父が来日し、日本におけるサレジオ会が始まってから100年という大きな節目の年となります。この100年間、サレジオ会は日本の社会に深く根付き、多くの若者たちの成長を支えてきました。
チマッティ神父の精神を受け継ぐ教会
チマッティ神父は、持って生まれた比類ない優しさ、音楽の才能と、出版事業、邦人司祭の養成を通して多くの日本人を導かれました。
第二次世界大戦では、師が10年をかけて育てた若い日本人神学生・修道士を何人も戦地で失うという試練に見舞われ、その一人ひとりのために師は涙を流されました。
チマッティ神父に導かれサレジオ修道会の戦後の宣教は、子どもたちの救いを最優先として、戦災孤児を収容する学園や、中・高等学校を創設し、また新たに日本人司祭を養成し 、出版事業も再興して、活動を軌道に乗せました。
現在のサレジオ修道会と調布教会を含む東京教区5教会の活動はこの延長線上にあります。調布教会の信徒は、同じ敷地内にこのような模範を持つ喜びを力として、師に倣いながら信仰生活と宣教に励んでいます。
チマッティ資料館
チマッティ資料館は、師の生涯と業績を記念して設立された施設です。単にチマッティ神父の生涯を展示するだけでなく、彼の精神や業績を現代に伝える役割を担っています。
資料館には、チマッティ神父が収集した貴重な資料が数多く展示されています。
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音楽資料: チマッティ神父が作曲した950曲以上の楽譜や、オペラ「細川ガラシア」の楽譜など、彼の音楽活動に関する貴重な資料が展示されています。
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自然科学資料: チマッティ神父が収集した化石、鉱物、植物標本などが展示されており、彼の自然科学への深い関心を窺い知ることができます。
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書簡や写真: チマッティ神父の手紙や写真など、彼の人となりや活動の様子が分かる資料が展示されています。
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音楽鑑賞室: チマッティ神父の音楽を鑑賞できるスペースがあり、彼の作曲した曲を実際に聴くことができます。
私たちの神父さま
調布教会 主任司祭
山野内 公司(やまのうち ひとし)神父 / 洗礼名:アンヘル
日本で生まれ、7歳の時、家族と共にアルゼンチンに移りました。アルゼンチンでサレジオ会員となり、1987年に司祭叙階を受け、1993年の暮れに日本に戻ってきました。日本に戻ってからは、碑文谷教会、鷺沼教会(現都筑教会)、浜松教会、さいたま教区の館林教会、本庄教会で司牧にあたり、2024年の4月1日より調布教会の主任司祭となりました。
これまでの小さな共同体から大きな共同体の中での変化、ミサや祈りの言語、外国籍の信徒との関りが多かった司牧から日本人の信徒、特に若い信徒との関りなど、様々なことが大きく変わりました。
ここ調布では様々なカリスマを通して聖霊の風を感じ始めています。神様がこの場でなさろうとされているプロジェクトに委ねて、調布教会においでになるすべての皆さん、特に青年たち、そして様々な外国籍の方々と共に歩んでいけるよう、聖母マリアのとりなしを願っています。
モットー:「私をお使いください」マザー・テレサ
好きな聖句:「わたしの平和を与える」ヨハネ14-27
サレジオ神学院 院長
春山ラップ神父 / 洗礼名:ミカエル
1983年に ベトナムからボートピ-プルとして日本に来ました。サレジオ会司祭として叙階し、ソロモン諸島のテテラ教会で司牧。その後日本に戻って、若手会員の育成に励んでいます。
モットー:自由
私は幸せな者です。今、外国籍の若者や若い会員と関わることができるからです。また、一緒に活動するメンバーがいて、私にとって幸せです。暇なときに関わっている人たちと夢を描くのは楽しいことです。(妄想かな!笑)
好きな聖句:
「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」(マルコ6章)
チマッティ資料館 館長
ジョバンニ マルシリオ神父 / 洗礼名:使途ヨハネ
来日した時、調布でチマッティ神父様が私を迎えてくれました。そして4年後この調布でチマッティ神父様を天国にお見送りしました。その後は、別府、宮崎日向学院、下井草、四谷など国内を赴任し、バチカンでも3年を過ごしました。
2019年にチマッティ資料館の館長として、赴任することになり、チマッティ神父様をより身近に感じています。
どの赴任地でも公教要理を教えてきました。いまも勉強会を一生懸命開催しています。どうぞご参加ください。
毎月6日はチマッティ神父様のお取り次ぎを願ってミサをあげています、これもどうぞご列席ください。またチマッティ神父の列福を願って皆様のお祈りと運動をお願いします。
詳しくはホームページ https://www.v-cimatti.com/ まで
モットー:「己を知り、己に勝て」(チマッティ神父)
好きな聖句:「お願いです。イエスにお目にかかりたいのです」ヨハネ12- 21
サレジオ神学院 副院長
中田 正一郎神父 / 洗礼名:ヨセフ
準備中
カトリック宣教師、聖骸布研究日本の権威
ガエタノ コンプリ神父 / 洗礼名:ガエタノ
日本での生活70年になりました!
長年サレジオ学院中学校・高等学校校長など教育分野に携わってきました。そこでの学びを人間学の本にまとめています、また、要理の本やチマッティ神父の伝記、聖骸布の本もたくさん執筆しました。
95歳になる今も、各種勉強会を開催、さらにYoutubuでの発信も続けています。
いつまで続けられるかわかりませんが、神様の御心ならお応えしたい。どうぞ皆様それができますようお祈りください。
サレジオ神学院
武井アントニオ 神父 / 洗礼名:パドアのアントニオ
準備中
サレジオ高専チャプレン(宗教主任)
北川 大介 神父 / 洗礼名:ヨセフ
準備中
サレジオ神学院 ブラザー
竹下 尚克 修道士 / 洗礼名:ヨセフ
準備中
調布教会の聖堂(鐘)
洗練されたフォルムと素材感が際立つ、現代的な調布教会
幾重にも重なる屋根と尖塔が天に向かって伸びる姿は、まさに信仰心の象徴です
自然光が差し込む窓からは、静謐な空間が広がり、訪れる人の心を安らぎます